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2014'12.02 (Tue)

私流

病院で相談員をしていたとき、緩和ケアチームの一員として、終末期の患者さんと多く関わってきました。

世界保健機関(WHO)が、緩和ケアに大切な要素として、肉体的(フィジカル)ペイン、精神的(メンタル)ペイン、社会的(ソーシャル)ペイン、そして近年スピリチュアルペインを含めた4つの痛みをやわらげていく必要を挙げています。

スピリチュアルペインとは、病気に伴い生きる意味や価値を見失ってしまう苦痛です。人生の意味や罪悪感、死生観などの悩みに伴う苦痛です。

この4つのペインをやわらげる事は、終末期患者さん以外にもあてはまるというか大切な要素であると私は考えています。

病気やけがなど、肉体的な苦痛があると、精神的にも影響が出てきたり、仕事を休まなければならないなどから、社会的苦痛も伴ってきます。精神的にしんどくなったとしても、肉体的影響、社会的影響が伴ってきて、それが痛みとなり得ますよね。そして、病と向き合わないといけないことで、自分のこれまでの生き方や今後のこと、価値観、人によっては死生観まで悩みや痛みとして現れてきます。スピリチュアルペインは、魂の痛みとも言われます。

今の世の中、スピリチュアル関係のセラピーなどたくさんありますね。スピリチュアルと検索したら様々なものが出てきます。しかしスピリチュアルを定義する事は難しいです。私はそう思っています。

上記の4つの痛みにあるように、肉体、精神、社会、スピリチュアルは関連しています。ここでいうスピリチュアルはスピリチュアルの定義の一部かもしれませんが。悩みひとつを考えた時、このように多面的要素が絡んでいる可能性があるのです。

それ故、私はスピリチュアル的視点を特別な事とは考えていません。というか考えなくなったというのが正しいです。私自身がどっぷりスピリチュアルセラピーに浸っていた時は、スピリチュアルというと何か特別で、人には言えない事(笑)と思っていました。しかし病院で働いてみて、終末期の患者さん、その他様々な肉体的、精神的痛みと向き合っている方と接っしてみて、スピリチュアルという視点は時に必要で、スピリチュアルな痛みは最も根元的なものではないのかなと感じました。

これらの経験を通して、今現在の私は、クライアントさんの悩みに向き合う時、その悩みの背後に何があるか、時に4つの痛みを意識しつつ、取り組むようにしています(*^^*)


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テーマ : セラピー&ヒーリング - ジャンル : 心と身体

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